不動産クラウドファンディングを始めようとすると、
「匿名組合?任意組合?償還??」と、聞き慣れない言葉に戸惑うことが多いと思います。
私も最初は「なんか難しそう…」と感じていましたが、
一度理解してしまえばとてもシンプルでした。
この記事では、初心者がよくつまずく基本用語を、できるだけ短く・やさしく説明していきます。
よく使われる用語とその意味
よく使われる用語とその意味

出資者と事業者が「利益を分け合う」契約のこと。
特徴としては、損失が出ても自分の出資額までしか責任を負わないというルール。
「投資はしてみたいけど、経営に関わるのは不安…」という人にとって、リスクを抑えやすい仕組みです。
不動産クラファンでは、この匿名組合契約が主流です。

出資者が「組合のメンバー」として扱われる契約のこと。
こちらは、出資者も“組合の一員”という立場になり、
契約内容によっては途中で解約できたり、より柔軟な対応が可能な場合があります。
ただし、柔軟さがある分、損失の責任を出資額以上に負う可能性があることも(稀ですが)。
「途中で資金を引き上げるかもしれない」「より自由度が高い契約を選びたい」
という人には向いています。
詳しい仕組みと種類はこちらをご覧ください!
出資したお金(元本)が返ってくること。
運用期間が終わると、あなたが出したお金が返ってきます。
利益が出ていれば、元本にプラスして配当も一緒に戻ってくる場合もあります。
あなたが最初に出資した金額のこと。
たとえば10万円投資したなら、その10万円が「元本」です。
償還時には、この元本が返ってくるのが基本です。
運用期間中に継続的に受け取れる利益。
毎月や3ヶ月ごとなど、案件によって配当タイミングはさまざま。
「安定して利益を受け取りたい」人は、この配当があるかどうかをチェックしておくと安心です。

運用中に継続的に利益が入る利益。
配当金など、運用している間に何度か利益を得られるタイプです。
「定期的に収入がほしい」という人に向いています。

運用終了後にまとめて得られる利益。
「途中では配当がなくても、償還時にドンと利益が入る」というタイプ。
利回りが高いこともあり、積極的に利益を狙いたい人向けです。
インカムゲインとキャピタルゲインについて詳しく知りたい人はこちらをご覧ください!
ざっくり覚えるならこう!
匿名組合:成果に応じて利益を分ける契約。リスクは出資額まで
任意組合:少し自由度がある契約。途中解約できる可能性も
償還:お金が返ってくるタイミング
元本:最初に出したお金
配当金(インカムゲイン):運用中に継続的に受け取れる利益
キャピタルゲイン:運用後にまとめて得る利益
まとめ
契約ページや案件情報に出てくる用語がわからないと、
なんとなく不安になって出資をためらってしまうこともあると思います。
でも、基本的な仕組みさえわかれば、難しく考えすぎなくて大丈夫。
まずは気になる言葉から、ひとつずつクリアにしていきましょう!